CASE STUDY | OnclassRAG
SUMMARY
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業 | 自社サービス「オンクラス」のAIカスタマーサポートシステム |
| 規模 | 搭載先のオンクラスは、累計利用者20万人・導入8,000社(オンクラス全体の数字) |
| 支援範囲 | 設計・開発から、本番導入・運用改善まで自社で実施 |
| 技術 | Ruby on Rails 8.1のAPI(システム同士がデータをやり取りする仕組み)+ React/TypeScript。回答生成はAnthropic社のAI「Claude」 |
| 期間 | 2026年2月に開発開始、同月中に本番運用開始。以後も改善を継続中 |
| 成果 | 直近30日間(2026年6月〜7月)の実測で、問い合わせ165件中138件=83.6%をAIだけで解決 |
BEFORE
オンライン教育SaaS(インターネット経由で使えるソフトウェア)「オンクラス」には、利用者からWebフォーム・メール・LINE・Chatworkという複数の窓口を通じて、日々問い合わせが届きます。カスタマーサポートはサービスの信頼を支える大事な仕事である一方、窓口が多いほど、人の手だけで対応し続けるには時間がかかります。
APPROACH
テックリーダーズは、オンクラスのAIカスタマーサポートシステム「OnclassRAG」を設計・開発しました。Webフォーム・メール・LINE・Chatworkに届く問い合わせに、AIが自動で対応する仕組みです。
このAIは、当てずっぽうに答えません。サービスのマニュアルや過去の問い合わせ履歴を根拠に回答する、専門的には「RAG」と呼ばれる仕組みを使っています(AIが手元のデータを参照しながら、根拠のある答えを返す方法です)。回答の生成にはAnthropic社のAI「Claude」を使い、関連する情報は、文章の意味で探す「ベクトル検索」で見つけ出します。
同時に、「AIに任せきりにしない」設計にもこだわりました。決済・法務・クレームなどの重要な問い合わせは、AIが答えず、最初から人(スタッフ)に引き継ぎます。AIが自信を持てない場合は、追加で質問するか、人に切り替えます。メールはAIが自動送信せず、AIが作った下書きを人が承認してから送ります。AIの効率と、人の責任ある対応を両立させる設計です。
開発は2026年2月に始め、同じ月のうちに本番運用を開始しました。提案や検証で終わらせず、すぐ現場で動かす——テックリーダーズの「実行型」の動き方を象徴するスピードです。
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AFTER
直近30日間(2026年6月〜7月)の実測で、オンクラスに届いた問い合わせ165件のうち138件、率にして83.6%を、AIだけで解決できました。さらに、無作為に選んだ50件を人手で追跡検証したところ、再問い合わせはゼロ。AIの回答で実際に問題が解決していることを、数字で確認しています。
人が対応すべき問い合わせに集中できる体制になり、現在も本番環境で稼働と改善を続けています。
TECH & TEAM
OnclassRAGは、Ruby on Rails 8.1のAPI(システム同士がデータをやり取りするための仕組み)とReact/TypeScriptで実装し、回答の生成にはAnthropic社のAI「Claude」を使用しています。同じくテックリーダーズが自社開発・運営するオンクラス(事例①)の一部として動いています。
生成AIをシステムに組み込む設計から、本番環境での安定稼働、実測データに基づく改善まで、自社のエンジニアチームが一気通貫で担当しました。「生成AIを提案するだけの会社」ではなく、「生成AIを自社の本番サービスの中で動かし、実測の数字で成果を示している会社」であることが、この事例の意味です。
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